人気ドラマの映画化「バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら」が9日公開され、都内で舞台あいさつが行われた。

田口トモロヲ(63)は「(ドラマの)リーダーだった大杉漣さんもきっと喜んでいます」と、満員の客席を見回しながらドラマ収録中に66歳で亡くなった大杉漣さんへの思いを語った。

松重豊(58)は「タイトルの『100人』に選ばれてラッキーでした。僕の周囲で『なぜ俺は選ばれない。嫌われているのかもしれない』という声をずいぶん聞きましたから」と笑わせた。

光石研(59)は「大杉さんがずっと言っていた映画化が実現して感無量です」。遠藤憲一(59)は「今日はすぐそばまで車移動。昼休みに弁当持って30分くらい公道を歩いたドラマの時とは大違い」とドラマレギュラーの4人はそれぞれに感慨深げだった。

松居大悟監督(35)は「最初の銃撃シーンで、1発5000円の弾着を遠藤さんがもっともっとと結局300発も撃っちゃった時はちょっと焦りました」と映画化にはしゃぐ4人の撮影光景を振り返った。

一方、映画版から出演した濱田岳(32)は「役名が全部そのままの名前なんです。菜々緒さんに『岳!』と呼び捨てにされると何かゾクゾクしましたね」と振り返った。柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那も顔をそろえた。