KinKi Kids堂本光一(42)が24日、都内で、6年ぶり5作目のソロアルバム「PLAYFUL」(6月2日発売)のリリース記念会見に出席した。収録楽曲や特典映像で、「ファイナルファンタジー」シリーズなどを手掛けるスクウェア・エニックスと初めてコラボレーション。終始興奮気味だった。

もともと「ファイナルファンタジー」シリーズの大ファンという堂本は、「僕にとっては、盛大な職権乱用なんですよね」と初コラボを喜んだ。中でも「ファイナルファンタジーXI」(02年発売)は7年にわたってやり込み、総プレー時間が900日を超えるという。「“廃人”のように、めちゃめちゃやり込んでいました」と明かした。

アルバム収録曲の「V(ファイブ)」や、初回盤A特典映像のショートムービーを、スクウェア・エニックスのCG映像や音楽制作チームが手掛けた。堂本は「子供の頃から好きだった世界観に入っていけるのはありがたかったですけど、すごく緊張もしました。生半可な気持ちではできなかった」と心境を明かした。

CGと実写を融合した映像内では、剣で戦うだけでなく、主演ミュージカル「Endless SHOCK」で披露している階段落ちや、フライングなどをオマージュしたシーンもある。「俺いらないやん、CGでいいんじゃねえか? と思いました。だって(CGなら)痛い思いしなくていいんですもん」と笑った。

6年ぶりソロツアー開催(6月20日から)も発表した。横浜公演初日となる7月23日には東京オリンピック(五輪)開会式も予定されている。今日25日からは4都府県で緊急事態宣言が発令されるが、「何事も、成功に向けて希望を持って準備することが今は大事だと思う。たとえ中止になっても、その時間は決して無駄にはならないから」と話した。

さらに先も見据えている。「今回(のコラボ)ができれば序章であってほしい。まだまだ無限の可能性があると思う」と期待を寄せた。同社ゲームへの出演希望を聞かれ「それはもう、チョイ役でも、声の出演だけでも、本当にやらせていただきたい。宿屋のおっさんとか…」と願っていた。【横山慧】