菅野美穂(43)が5日、都内で行われた10年ぶりの主演映画「明日の食卓」(瀬々敬久監督、28日公開)完成報告会で、子供がテーブルが真っ白になるほど接着剤を塗るいたずらをして「涙目になって掃除した」と吐露した。劇中では2人の息子を持つ母を演じ、激怒する場面もあり、私生活でも5歳の息子と2歳の娘を叱るのかと質問が出た。菅野は「洗いものをしていたら、ダイニングテーブルが接着剤で真っ白。手の届くところに置いた私が悪いという気持ちと、私が世界で一番不幸という気持ちと両方」と苦笑いした。

映画は、ささいな出来事で幸せな毎日が崩壊して子供に怒りを向ける、同名の10歳の息子を持つ3人の母親を描いた。初めてシングルマザーを演じた高畑充希(29)は「私は子供がいないので、まず子供と2人で暮らすって、どんな感じ? というところから全部が手探り。撮影は1週間くらい。すごく難しくて追い詰められて、魂が抜かれて終わった感じ」と苦笑した。

尾野真千子(39)は専業主婦を演じた。「子供を持つのは、まだですし経験していないことばかり。もしかしたら、そういうことが起こるかも知れない。人生の予行演習と思って楽しくやった」と笑顔で語った。