NHK連続テレビ小説「おちょやん」で主人公・竹井千代の継母・栗子を演じた宮澤エマ(32)が、晩年シーンの役作りについてつづった。

7日放送の第110話では、栗子の死がナレーションで明かされた。宮澤は放送後、インスタグラムで「とても個人的なお話なのですが」と前置きした上で、「晩年の栗子は、誰よりも見て欲しかった亡きアメリカの祖母、リディアを想いながら演じました」と明かし、「リディアはいつも『あなたがやりたい映像のお芝居ができる様に寝る前にお祈りするわ』と言ってくれていました。栗子さんは、演劇をこよなく愛する祖母がもたらしてくれたギフトだと思っています」と、しみじみ。

続けて「栗子さんの衣装は緑が印象的だったのですが年月を重ねた彼女のお着物の差し色は紫が多くて。紫が大好きだった祖母が撮影中、応援してくれている様な気がして」とし、「今日の放送のラストカット、三味線を包む長袋が紫がかっている事に気がついて、あぁやっぱり見ててくれたんだなぁって思ってしまいました」とつづった。

孫の春子を演じた毎田暖乃や、杉咲花、トータス松本らとの写真をアップ。「春ちゃんと千代ちゃん、そしてテルヲさん。一緒にお芝居ができて心から光栄でした。何より、最高に楽しかったです!こんなに素敵な役を私に委ねて下さって本当にありがとうございました」と感謝した。