お笑いタレント、ゆりやんレトリィバァ(30)が20日、東大阪市の枚岡神社で明石家さんま企画・プロデュースのアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督、6月11日公開)の大ヒット祈願を行った。

原作は直木賞作家西加奈子氏の小説。漁港に浮かぶ船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描くハートフルコメディー。肉子ちゃんを大竹しのぶ、キクコを木村拓哉と工藤静香の長女でモデルのCocomi(ここみ=20)が声優を務める。

祈願後、ネコ役などを務めるゆりやんは「厳かな、心が清まる思いです。公開が楽しみになりました」と話した。収録では、さんまからネコ役以外にもサプライズでさまざまな役のオファーがあったといい「(さんまの)お笑い向上委員会みたいでした」と振り返った。

昨年、星野源の「うちで踊ろう」の楽曲にあわせたダンスコラボ動画をSNSに投稿したゆりやんは新垣結衣との電撃結婚発表に「新垣さんと星野さんが結婚されたんですか!」とボケて、床に倒れ込み「ここは、どこ?」と再び、ボケた。

枚岡神社では年末に、1年のさまざまなことを笑い飛ばして新年の幸運を願う「注連縄掛(しめかけ)神事」が行われる。全国でも珍しい「お笑い神事」で、市無形民俗文化財に指定されている。洞窟に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)を元気づけようと他の神々が笑うと、気になって洞窟から顔を出したとされる「天岩戸(あまのいわと)神話」にちなみ、08年から行われている。