OSK日本歌劇団の新トップスター楊琳(やん・りん)が13日、大阪松竹座で、トップお披露目公演となる「レビュー夏のおどり」(14~18日)の公開ゲネプロを行った。

今公演は「STARt」をテーマに、洋舞レビュー2幕の構成。フィナーレで楊は「いよいよスタート。このすばらしい作品を心を込めてお客様にお届けしたいと思います」と意気込みを語った。ゲネプロを終え、「さわやかな汗をかきました」と笑顔だった。

楊は新トップとして全場面に登場し、キレのあるパフォーマンスで強い存在感を示した。「パレードで自分が一番最後に出てくるのは、そういう意味だと思いました。劇団員のみんなが押し上げてくれている」と、トップになった実感を語った。前トップで4月に特別専科に移籍した桐生麻耶と2人で舞台に立つ場面もあり、トップとしての背中を押すシーンも描かれた。

22年に劇団創立100周年を迎えるOSKは、来年2月に大阪松竹座、3月に東京・新橋演舞場、7月に京都・南座で記念公演を行うことを発表した。

07年に入団し初舞台を踏んだ楊は「100年は本当に壮大で、すごい運命のもとに生まれた。100年のときに在団しているのは奇跡」と喜んだ。

「レビュー夏のおどり」は8月5~8日に新橋演舞場でも上演予定。