TBS系連続ドラマ、日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜午後9時)が好調だ。主演の阿部寛(56)や長澤まさみ(34)ら、前作に続くキャスト陣とともに、劇中の「東大専科」で学ぶ生徒役の若手俳優が存在感を発揮している。

偏差値70の“秀才”で、発達障がいを抱える原健太(細田佳央太)に優しく寄り添う小杉麻里役を演じている志田彩良にインタビューした際、生徒役の共演者について聞いた。

King&Prince高橋海人(22)については「一番盛り上げ役というか、結構中心にいることも多くて、話を盛り上げてくれる」。劇中とも似たような存在という。

同じ「さら」という名前の南沙良(19)のことは「みーちゃん」と呼んでいる。「すごく猫みたいな子だなって思います。気付いたらちょこんって横に座ってきてくれたり。目が合うとニコって笑ってくれたりとか。甘え上手でかわいいなって思っています」。

当初東大専科の生徒たちを見下す“嫌なやつ”だった藤井遼を演じる鈴鹿央士(21)とは10月公開の志田主演映画「かそけきサンカヨウ」でも共演した。「-サンカヨウ」では、幼なじみで恋心を抱くような間柄で、バチバチしている「ドラゴン桜」とは全く異なる関係性だ。「普段の央士くんがすっごいほんわかしていて優しい。でもカメラ回った瞬間、藤井になるので『本当に嫌なやつだな』って思いながら見ています(笑い)。本当にお芝居が上手だなって刺激をもらっています」と語った。

撮影開始直後は雑談をすることが多かった若手陣も話が進むにつれて演技や、撮影シーンについて熱く語り合うことが増え、刺激を受けているという。物語は20日に第9話が放送で、佳境に入った。東大合格という結果も気になるが、生徒役の俳優陣の成長、結束力にも注目したい。

前作の生徒だった長澤、新垣結衣(33)紗栄子(34)山下智久(36)中尾明慶(32)小池徹平(35)はドラマ出演後、大きく飛躍した。今作の生徒たちの活躍が今から楽しみだ。【佐藤成】