今年の日本テレビ系「24時間テレビ44」(8月21~22日)の「チャリTシャツ」のデザインをKing&Prince高橋海人(22)とクリエーティブディレクター水野学氏が手がけたことが26日、分かった。

少女漫画家の一面をもつ高橋と、くまモンの生みの親である水野氏がタッグを組み、オリジナルキャラクター「おもウルフ」を作成。「想い」の大切さを伝えるオオカミという意味が込められており、番組放送最終日の8月22日に活動を終了する期間限定のキャラクターだ。

高橋が描いた原案イラストをもとに、水野氏と会社スタッフが300以上のキャラクターデザイン案を作成し、2人の入念な打ち合わせの末、完成した。

グループでメインパーソナリティーを務める高橋は「僕は絵を描くことが好きなので、いつかチャリTシャツ企画に携わりたいと思っていました。そんな僕が今回、くまモンの生みの親である水野さんと一緒にデザインをさせて頂き、夢が1つかないました」と喜んだ。「水野さんのおかげで、どの年代の方にも着ていただけるデザインになったと思います」と水野氏に感謝しつつ「チャリティーが身近に感じられるきっかけになればとてもうれしいです」。

キャラクター「おもウルフ」について「(オオカミは)群れの仲間と一緒でないと生きることができない動物です。24時間テレビを通じて、誰かに想いを伝えることの大切さを表すキャラクターとして『おもウルフ』を皆さんに受け入れてもらえたらいいなと思います」と呼び掛けた。

水野氏は、高橋から原案を受け取った時を「高橋さんらしさが出た素晴らしいアイデアだなと感じました」と振り返り「物語の世界だととかく悪者になりがちなオオカミという動物を、『群れで生活し仲間を大切にする』という視点から捉え直し、『誰かを想う気持ちをくみ取ることができる』キャラクターへと発展させたところに、高橋さんの優しさ、視野の広さ、発想の豊かさが表れていたからです」と絶賛した。

今回の共作について「絵の才能にもあふれた高橋さんと一緒に作り上げていく過程は、とても楽しく、刺激的でした。すてきなキャラクターが生まれたと思っています」と胸を張り「でも、デザインは、誕生したときがゴールではなく、人に使ってもらい、喜んでもらえて初めてゴールだと思っています。このキャラクターとデザインを愛して頂けたり、たくさんの人に着て頂けたり、チャリティーを通じて多くの方の役に立ってくれることで、すてきなゴールへと向かってくれたらと願っています」と期待した。