元サッカー日本代表の内田篤人(33)がテレビ朝日の東京オリンピックキャスターを務めることが30日、分かった。

3月から同局系「報道ステーション」(月~金曜、午後9時54分)のスポーツキャスターを務めている内田。キャスターとしての約4カ月を振り返り「選手時代はただ自分の思いをお話しすればよかったのですが、アスリートの気持ちを聞き出すという逆の立場になってみて、確かに難しさを感じることは多いです。でもさまざまなスポーツを取材することができますし、とてもやりがいのある仕事をいただいて光栄に思っています」とコメントした。

東京オリンピックで特に注目している競技は「BMXやバスケットボール」だという。オリンピック出場経験者として「重圧を感じる選手たちの気持ちもわかる」と話し「国を背負って戦う、その後ろ姿を見せてほしいなと思います。さまざまな困難がある中ですが、出場するアスリートたちにはすべてを出し切ってほしいです」と力を込めた。

自身の出場種目でもあったサッカーについては「高校時代から一緒にやってきた盟友・吉田麻也がオーバーエイジ枠で選ばれましたが、キャプテンとしてしっかりした戦いをしてほしい。かなり厳しい見方をされるとは思いますが、彼はそれに負けずやれる選手。サッカー日本代表は『東京2020』で必ず、メダルを手にすることができると信じています」と期待を込めた。

また、東京オリンピックのキャスターとして「アスリートという立場からの意見もお伝えしたいですし、ただただ素直に日本選手を応援したい思いもあります。今大会ではサッカーだけではなく、さまざまな競技の面白さ、難しさを伝えられたら。そして日本国民のひとりとして、日本選手たちがオリンピックで輝けるよう、少しでも力になれたらと思っています」と意気込みを語った。