松本明子(55)が2日、横浜市のKAAT神奈川芸術劇場で、音楽劇「イキヌクキセキ~十年目の願い~」(2~11日)の公開ゲネプロと開幕直前取材会に出席した。

東日本大震災の東北が舞台で、両親を失った主人公を中心とした人間関係が描かれるハートフルなストーリー。歌、ダンス、芝居が盛り込まれたエンターテインメントだ。

松本は、海産工場の社長で、婦人会会長の大山聖子役を演じる。

「誰もが忘られない、忘れてはいけない震災から10年。それぞれが生かされた運命、『ありがとう』をテーマにお届けするハートフルな音楽劇。お芝居があって歌があって、ダンスがあって、笑いがあって涙もあって本当に盛りだくさんの3時間たっぷりの舞台に参加させていただけるだけで本当にうれしく思っております」と声を弾ませた。

「みんなセリフを大切にひと言もなくさない、忘れないように一生懸命ストイックにがんばっています。みていただけるみなさんに少しでも元気になって明るくなって、『みてよかった』ってなってほしいです。1人でも多くの方にみてほしいです」と続けた。さらに「あとバスタオルをお持ちいただいて、涙の量が半端ないですからね。思い切り泣いて帰っていただきたい」と呼び掛けて笑わせた。

歌唱シーンで「気持ちよさそうでしたね」と質問が飛ぶと「アイドルの時歌えていなかったので。売れなかったのもので」と自虐を交えつつ、笑顔でアピールした。

屋良朝幸(38)浜中文一(33)松下優也(31)ペナルティのヒデ(50)隅田美保(45)安寿ミラ(61)松平健(67)も出席した。