ビジュアル系バンドDIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)らが所属する音楽事務所、サンクレイドのダイナマイト・トミー社長(56)が国のコロナ検疫のあり方について異議を申し立てていたことが3日、分かった。

現在、トミー氏は海外在住。日本に帰国した際の日本の検疫のあり方に対して、1日に「行政訴訟」を起こしたという。

トミー氏は「僕が住んでいる国の6月の市中感染者は8日から23日の2週間でゼロ。この状況にもかかわらず、帰国者に自費によるPCR検査陰性証明の提出や14日間の自主隔離を求める事には全く意味は無く、無条件での入国を求める」というものだ。

さらにSNSハッシュプレス(https://www.hashpress.online/post/2046)での発言によると、「安全な地域からの帰国者が一律の14日間の待機を守る訳がないと思う。守らない人が出てくると危険な地域の人も守らなくなる。五輪でも安全な地域も危険な地域も一律のプレーブックで対応しているので今の日本の帰国者と同じように守らなくなると思う。それで変異株だらけになったら他国に日本は締め出される。だから少しでも締め出されるリスクを下げるため、政府に一律のルールを止めさせて帰国者や、選手団が納得できるような、各国に応じたルールを作るきっかけにしたい」と提訴に至った理由を述べている。