東京・歌舞伎座「九月大歌舞伎」(同2~27日)の出演者と演目が4日、発表された。

第3部は片岡仁左衛門と坂東玉三郎による「東海道四谷怪談」で、2人による同演目は83年6月歌舞伎座以来、38年ぶりとなる。仁左衛門は民谷伊右衛門を、玉三郎はお岩、お花を演じる

第1部は六世中村歌右衛門二十年祭、七世中村芝翫十年祭を銘打ち、子や孫、系譜の役者によるゆかりの演目が並んだ。中村芝翫、中村勘九郎、中村七之助らによる「お江戸みやげ」、中村梅玉、中村魁春らによる「須磨の写絵」。

第2部は松本幸四郎が古典の名作「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」で佐々木盛綱に初役で挑む。ほか中村時蔵らによる「女伊達」。