玉城ティナ(23)が6日、都内で行われた細田守監督(53)のアニメ映画「竜とそばかすの姫」(16日公開)完成報告会見で、両肩から背中までを全開にした、セクシーさとかれんさがあふれた衣装で登壇した。玉城はアニメの声優に初挑戦した今作で、吹奏楽部でアルトサックスを吹く渡辺瑠果を演じた。「初めてが細田監督の作品で、うれしく思っています」と笑みを浮かべた。

アフレコについて聞かれると「数日だったんですけど、監督と直にお話しし、演出してもらって、いい時間でした。私は初めてのことばかりで、キャラクターの(話す)秒数に合わせるのが最初、難しかったんですけど、監督が褒めて伸ばしてくれる。優しく演出して頂きました」と熱っぽく語った。司会の日本テレビ桝太一アナウンサーから「実は厳しかったのでは?」と聞かれると「(厳しいって)言いたいんですけど『良かったね』って」と笑みを浮かべた。

細田監督は、1999年(平11)の劇場映画デビュー作「劇場版デジモンアドベンチャー」、00年の「劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」をはじめ、09年「サマーウォーズ」などインターネットの世界を、肯定的に描いてきた監督として知られる。玉城は試写を見た感想を聞かれ「昨日、見ました。細田さんがインターネットを肯定してくれるのがうれしい。学生時代の自分に見せてあげたい。劇場で浴びるように体験して欲しい作品」と熱く語った。