さいとう・たかを氏(84)の劇画「ゴルゴ13」が「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のカテゴリーで、ギネス世界記録に認定された。8日、さいとう・プロダクションが発表した。5日に201巻が発売され、16年に同記録に認定された秋本治氏の漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の200巻を上回った。

「ゴルゴ13」は、1968年(昭43)11月29日発売の「ビッグコミック」(小学館)新年号から連載を開始し、今年で54年目。国籍不明の超A級スナイパー「ゴルゴ13」ことデューク・東郷の活躍を描く。現在も連載中で600話超、累積発行部数は3億部を超えた。さいとう氏は「10話で終わるつもりだったゴルゴが、50周年の時に結構長く続けたなと思っていたらギネス世界記録認定と言われ、正直驚いております。これからも、続けられる限り、体力が持つ限り描き続けたいです」とコメントした。