いきものがかりのリーダー水野良樹(38)とボーカル吉岡聖恵(37)が、楽曲「花は桜、君は美し」などを手掛けた音楽プロデューサーで歌手としても活躍した渡辺善太郎(わたなべ・ぜんたろう)さんを悼んだ。

水野は27日、ツイッターで「スタジオでのちょっとぶっきらぼうな会話や、笑い顔や、『いやぁ、できんのぉ』と言いながら素晴らしく仕上がる楽曲や。善太郎さんとご一緒できた日のこと。思い出すたびに笑顔になります」としのび、渡辺さんが手掛けた「花は桜ー」のミュージックビデオを貼り付け「この曲も、ずっと。ありがとうございました」と感謝した。

吉岡は28日、インスタグラムを更新し、「音楽プロデューサーの渡辺善太郎さんがお亡くなりになられました。いきものがかりでは『花は桜 君は美し』『僕はここにいる』『プギウギ』をアレンジして下さいました」と言及。「善太郎さんのあったかい岡山弁。笑顔にあふれたレコーディングの時間。あの楽しい現場の時間。いきものがかり3人にとっての宝物です」と振り返り、「これからも善太郎さんが手掛けて下さった曲達を歌い続けていきます。渡辺善太郎さんのご冥福をお祈り致します」と追悼した。

渡辺さんは7月22日に膵臓(すいぞう)がんで亡くなっていたと27日、日本音楽制作者連盟が発表した。57歳。岡山県出身。葬儀・告別式は近親者で行われた。かねて病気療養中だった。