94年に入門した落語家の桂吉弥(50)、桂春蝶(46)、桂かい枝(52)の同期3人が12日、神戸市内で会見し、事務所の垣根を越えて立ち上げた同期3人による「くしかつの会」の第4回公演を9月8日から3日連続して神戸新開地・喜楽館で開催すると発表した。

演目は、吉弥が創作落語「ちゅうがえり」、春蝶が「死神」、かい枝が「船弁慶」などを披露する。吉弥は「(コロナ禍で)見に来にくい状況ではあるが、いま、この3人を見ておくべきと思って、ぜひ来ていただきたい」とPRした。春蝶は「三者三様の芸をみていただける楽しい会になっています」と話した。かい枝は「同期パワーを出してお客さんに笑ってもらいます」と力強く話した。

仲間でもありライバルでもある3人による会は、入門した94年の「94(くし)年から活(かつ)動」にちなんで命名。毎回が真剣勝負で「ネタ出しもピリピリする会」というかい枝は「出演者がかなりアドレナリン出してやってるなと、お客さんはこの火花の散らし合いを見にこられる。負けたくない」と意気込みを語った。