女優渡辺えり(66)、高畑淳子(66)が12日、舞台「老後の資金がありません」(13日初日、東京・新橋演舞場)の公開通し稽古を同所で行った。そろって行った会見では、渡辺が高畑の“老後の資金事情”を暴露し、爆笑トークを繰り広げた。

取材陣から「老後の資金はいくらあるのか」と聞かれた渡辺は、「高畑さんはあるらしいんですよ。一生、アパート家賃で暮らせるんですよね?」。高畑は「そういうこと言わないでよ~」と照れながら「会計士さんに、アパート買わされたんですよ」と応じた。

渡辺は、コロナ禍の演劇活動で赤字を抱え、老後の資金がない状態であることを明かしており、「この舞台のギャラから貯金します」。老後の資金のため方に興味津々で、高畑に「会計士さん、何て言ってます?」。高畑が「お金ってそんなに要りますかね」と語ると「1カ月にスマホの通信費3万円、食費1日1000円で3万円、家賃15万円で、21万円は必要。どうするの」と質問攻め。進行係が「そろそろお時間なので」と割って入っても質問を続け、笑わせた。

高畑は「会計士さんは、『芝居をやる人はすぐお金をパッパと使っちゃうからダメです』と言って、物件表を持ってきた」とアドバイス。これに対し渡辺は「それは頭金を払える人の話。私が今言ってるのは、老後の資金が300万円しかない場合はどうするんだという話で」と食い下がり、再び進行係から「お時間なので…」と、強制終了となった。