ポカスカジャン、ビートルズをモチーフにした舞台を／連載６

結成25周年を迎えた、ワハハ本舗のお笑い音楽ユニット、ポカスカジャンが27～29日に、東京・下北沢「シアター711」でライブ「ミュージカル式　ヘルプ！ジョンとポールがやってくる」を上演する。合わせて28、29日に同所で新作ライブ「新ネタ100連発」を開催する。このほどメンバーの大久保ノブオ（54）とタマ伸也（52）が日刊スポーツの取材に応じ、

25周年記念公演への意気込みを語った。

◇◇　　◇◇

大久保　一応、ビートルズを元にしたミュージカルを2人でやろうっていうね。ミュージカル式って言うんで、いわゆるミュージカルじゃなく、ビートルズを元にしたコミックバンドをやっている2人の物語。

タマ　25周年なんで、ビートルズをモチーフにして、自分たちのヒストリーを舞台にできたらなっていう感じ。

公演ポスターはワハハ本舗のメンバーが勢ぞろい。

タマ　よく見ると2人だけです（笑い）。パッと見るとたくさん出そうだけど、2人だけです。

大久保　ジョンとポールだけです（笑い）。これはミュージカル仕立て風で、一応お芝居がありながら、ビートルズネタみたいなのが出てくる。今の若い人も（ローリング）ストーンズよりも、ビートルズは曲を知っているから。

ビートルズ、ザ・ローリングストーンズは60年代から世界の音楽シーンの人気を二分した。ビートルズは70年に事実上解散したが、ストーンズはメンバーが70代になった今もツアーを行っている。ドラッグ中毒で知られた、ギターのキース・リチャーズは77歳になった。

タマ　本当に当時の本を読んでいると、ドラッグから何からね。それなのに、長生きしている。

大久保　ビートルズは、街を歩いてると、今でも曲が聞こえてきますからね。残されたストーンズは、今でもやり続けることで、ビートルズに対抗できている。ミック（ジャガー）は72歳で子供をつくりましたからね。

タマ　そもそも、25周年まで、ポカスカジャンのネタで芝居仕立てみたいなことはやったことがないんです。

大久保　僕らがワハハ本舗の芝居に出ることはありますけどね。19年に（中山）省吾が脱退して、2人になったということもあって。