19年6月に発覚した闇営業問題以来、事実上活動を休止していた、宮迫博之(51)と蛍原徹(53)のお笑いコンビ「雨上がり決死隊」が解散することが17日、分かった。本日中にも正式に発表される。

宮迫は14年12月に反社会的な投資詐欺グループの忘年会に、所属の吉本興業を通さない闇営業で出席してたことが19年6月に発覚。当初はノーギャラだったと説明していたが、その後、100万円のギャラをもらっていたことが発覚。同7月19日付で吉本興業から契約を解消された。翌20日に同じく闇営業に出席して50万円のギャラをもらっていたお笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(49)と2人で急きょ会見を開いて、吉本興業の幹部から圧力を受けていたなどと批判した。同22日には岡本昭彦社長(54)が5時間以上にわたる会見を開いて事情を説明して謝罪。多くの芸人が処分を受ける大問題に発展した。

宮迫と蛍原は別々に活動を始めたが、雨上がり決死隊の名前は残したままにしていた。

宮迫は20年1月29日から公式YouTube「宮迫ですッ」を開設。現在は140万人以上が登録する人気ユーチューバーとなっている。常々、吉本興業復帰と雨上がり決死隊での活動再開の願望を口にしてきた宮迫だが、吉本興業上層部の怒りが大きく復帰は絶望的なことから断念、解散の道を選んだ。

闇営業問題では、仲間の芸人に闇営業を仲介したお笑いコンビ、カラテカの入江慎也(44)が解雇され引退したのをはじめ、多くの芸人が処分を受けた。闇営業騒動で吉本興業の体制に異議をとなえたお笑いコンビ、極楽とんぼ加藤浩次(52)は、その後にエージェント契約を経て契約終了に伴い、今年4月から吉本興業から完全独立した。

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