19年6月に発覚した闇営業問題以来、事実上活動を休止していた、宮迫博之(51)と蛍原徹(53)のお笑いコンビ「雨上がり決死隊」が解散することが17日、分かった。本日中にも正式に発表される。

 

◆反社会的勢力相手の闇営業問題と雨上がり決死隊の解散までの経緯   

▼19年6月6日 入江慎也の仲介で宮迫博之や田村亮ら吉本興業所属の芸人が14年12月、振り込め詐欺グループの忘年会に出席したと翌7日発売「FRIDAY」で報じられることが発覚。吉本興業は入江との契約を解消

▼同7日 宮迫がツイッターで謝罪。「ギャラはもらっていない」と釈明

▼同8日 亮が吉本興業へ金銭授受を報告も「静観」を求められる。亮はツイッターなどで金銭の受け取りを否定し、虚偽の説明

▼同24日 吉本興業が、宮迫ら会合出席芸人11人の金銭授受と謹慎処分発表。同日、宮迫と亮が、同社の岡本昭彦社長に謝罪会見の場を求める。同社長が「やってもええけど全員連帯責任でクビ」と発言(宮迫の会見から)。

▼同27日 スリムクラブと2700が、3年前に反社会的勢力の会合に出席したとして無期限謹慎処分

▼7月13日 会合出席芸人が受け取った金額が明らかに。宮迫100万円、亮50万円など。吉本興業が、タレントに依頼された仕事の報告を義務付ける「共同確認書」を交わすと発表

▼同19日 宮迫が16年に金塊強奪事件の主犯格とされる男らと飲食し金銭を受け取っていたとの疑惑を「FRIDAY」が報じる。吉本興業が同日付で宮迫と契約解消したことを発表

▼同20日 宮迫と亮が謝罪会見。吉本興業から受けた圧力とも取れる対応を明かす。金塊強奪事件の主犯格とされる男らとの交流は否定。ダウンタウンの松本人志が吉本興業の大崎洋会長、岡本社長と面談

▼同21日 松本が緊急生放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」で、芸人ファーストを訴える。岡本社長がVTR出演で会見開催を告知

▼同22日 岡本社長が5時間半の会見。宮迫の処分撤回、大崎会長と同社長の1年間減俸50%を発表。極楽とんぼ加藤浩次が日本テレビ系「スッキリ」で、大崎会長、岡本社長が退任しなければ退社すると発言

▼同23日 大崎会長と加藤が会談。加藤はトップ2人の退任を求め、大崎会長は答えを保留

▼同24日 加藤が「スッキリ」で、大崎会長との会談は平行線で終わったと報告。「週刊文春」「週刊新潮」などの取材に吉本OBの島田紳助さんが応じ、円満解決を求める

▼同25日 吉本興業ホールディングスが反社との闇営業問題などについて対応するため経営アドバイザリー委員会の設置を発表

▼同11月21日 明石家さんまが主催して、都内のホテルで宮迫の激励会「みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会」が開かれる

▼同27日 宮迫が公式YouTube「宮迫ですッ」を登録

▼20年1月10日 田村亮が相方の田村淳と設立した株式会社LONDONBOOTSの所属として、吉本興業と専属エージェント契約を結んで芸能活動を再開すること発表

▼同月29日 YouTube「宮迫ですッ」で、ユーチューバーとして活動を開始

▼同30日 亮が相方の田村淳と都内でコンビ復活ライブ「family」を開催する

▼2021年3月31日 加藤浩次が19年10月に吉本興業と結んだエージェント契約が終了