NHKは4日、清原果耶(19)主演の連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8時)がクランクアップしたと発表した。

先月31日に東京・渋谷にある同局スタジオでの撮影を終了。昨日3日に宮城・気仙沼でロケを行い、全撮影を終えた。

約11カ月にわたりヒロインの永浦百音(愛称モネ)を演じた清原は「ずっとモネと共に生きてきた撮影期間だったので、今日でクランクアップだと思うと本当に寂しいです」とコメント。「頼もしいスタッフキャストの皆さんと、そしていつもあたたかく応援してくださった宮城県の皆さんのおかげでこうして無事に撮影を終えることが出来ました」と感謝した。

コロナ禍での撮影を乗り越え、「世の中の状況が目まぐるしく変わっていく中で、1つの作品を撮り切る、ということは当たり前じゃなく、たくさんの方々の協力があってこそだと、今回改めて感じました」。清原は「この作品を通して役者としても1人の人間としても成長できていれば良いなと思います。本当にありがとうございました」と話した。

吉永証チーフプロデューサーもコメントを寄せ「脚本の安達さんは、震災とコロナという2つの状況と向き合いながら、次の時代、未来への希望の物語を、本当に誠実に紡いでくださいました。そして、その中心にいるヒロインを、才能あふれる清原さんが、全力で演じてくれました。百音は清原さん以外にいなかった、そう確信しています」とした。

宮城県で生まれ育ち、気象予報士として「故郷のために役に立ちたい」と奮闘する永浦百音の成長を描く。放送は10月29日に最終回を迎える。