「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの最新作、アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-」(安田賢司監督、10月8日公開)の完成披露試写会が23日、都内で行われ、声優小野大輔、畠中祐らが出席した。

79年に放送された「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」をモチーフに、全2章で描かれる。古代進をはじめとする前シリーズからのクルーと、今作で初めてヤマトに乗船する新人クルーの若者たちの世代間の葛藤も今回の見どころだ。

古代役の小野は「このご時世に、劇場まで足を運んでいただきありがとうございます」とあいさつ。新人の加入については「新しい戦士を迎え、(畠中演じる)土門のことを、最初は生意気だなあと思いました。でも、熱量があるところや真っすぐさは素晴らしいと思いました。だから、監督にも畠中はピッタリですねと話しました」振り返った。畠中も「大人には期待しない、というのが今回のテーマでもあり、口先だけの大人にはだまされないとの思いで臨みました。それでも、古代はかっこいいし、悩んできたことも、筋を通したところも男らしい」と話した。

最後に小野は「劇場で、ヤマトの新しい旅立ちをみなさんと共有できるのはとてもうれしい。ヤマトの旅はつらいこともあり、決断を迫られることもあり、たくさんの経験がありましたが、いつもそばにクルー、仲間がいました。今の時代は試練を迎えていますが、ヤマトに乗っていれば乗り越えることができます。ヤマトは希望の船。一緒に乗って未来に旅立ちましょう」と訴えた。