ファーストフォトブック「さよなら MAYUGE」の発売記念イベントで、タレント井上咲楽(21)を取材した。

井上は、所属事務所公式サイトのプロフィルで、趣味欄に「昆虫食」と書かれている。この日のイベントでも、“昆虫食愛”を熱烈に披露する場面があった。

井上は「私、昆虫食がすごく好きで」と切り出し「昆虫食は私に欠かせないと思っています」と真剣な表情で語った。

昆虫にはまったのは約3年前だったといい「そこからプライベートでも食べるようになった。おやつが昆虫食です。イナゴも食べるし、タガメとか。今の時期だとサクラケムシとかもおいしいですね」とおすすめを紹介した。

報道陣から「サクラケムシって?」と問われると、「桜の木についてるサクラケムシっていう虫が、すごく桜の味がしておいしいんです」と丁寧に説明。「サクラケムシのおはぎも作りました。ゆでて、輪切りにして、それをあんことかとあえるんですよ」と目を丸くしながらレシピを紹介した。記者たちが「え~~~~」と驚いても一切動じず、「サクラケムシで、マリトッツォ作りました。おいしいんですよ、すごい。においの香りがつよくて。桜のにおいがするので」と続けた。

昆虫好きを公言していると「仕事のためにやってるの?」と聞かれることがあるというが「昆虫食もほんとに好きで、趣味でやっているんです」と否定。

もともと、ゲジゲジの眉毛がトレードマークだったが、フォトブック撮影を機に初めて眉毛を剃った。「(それから)肌を褒められることが増えて、昆虫食のことを話すと、『昆虫ってタンパク質とかミネラルとか豊富ですよね』とか、『低カロリーですよね』とか、そこにいい油があったりして、『たしかにいいですね』って言ってもらうことが増えた。今までやってきたことがつながった感じ。私が眉毛を剃ったことによって、食生活にも興味を持っていただけるようになって、昆虫食や、自然派的な生活にも注目してもらえるようにことになった」と満足げに話した。

何より、昆虫食への理解や興味が増えたことがうれしいといい、「昆虫食の仲間たちにはすごく感謝されます。ありがとうって」と笑った。

「昆虫」に対する熱烈な姿勢に圧倒されたが、一方で、飾らずに貫く姿にとても好感を持てた。【三須佳夏】