俳優坂上忍(54)が3日、都内で映画「リクはよわくない」(荒川眞嗣監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

坂上が野性爆弾くっきー!(45)とタッグを組んで手掛けた同名絵本を映画化。5歳の主人公「ぼく」が子犬のリクとの交流を通じ、命の大切さを学んでいく。

緊急事態宣言解除後のイベントとなり、坂上は「劇場で、対面でごあいさつできる日が来るとは思わなかった。感慨深いし、うれしい気持ちです」とあいさつ。また「動物かわいいね、というだけでない映画。命を預かることは責任あることなんだとちゃんと描きました」と話した。絵本のイラストを担当したくっきー!は、自身デザインのキャラクターがスクリーンで躍動していることに「魔法だわ~って思ってます。僕の書いた絵が動くんですもん」と独特の調子で喜んだ。

イベントには、映画の主題歌「朝焼け」を歌うシンガー・ソングライター斉藤和義(55)も登壇。面識のない坂上からオファーを受けたことを驚きながら、「絵本を見たら、いつもの悪い感じと違う。こんな優しい物語を作られるんだと、ギャップにやられました」とジョークを飛ばした。坂上は「斉藤さんだったら映画の内容をくんで書いてくださるのではないかと。ダメ元でオファーしたらめちゃめちゃ早くOKをくれて、めちゃめちゃ早く曲が上がってきました」と笑顔で感謝した。

坂上は「パッと聞いて100点だと思った」と楽曲に太鼓判を押したが、ギターとコーラスにくっきー!が参加していることには「イントロで変なギターが入ってるし、コーラスにガラガラ声が入ってる」と不満げ。くっきー!は「あれ、私ですねん」とうれしそうに明かし、笑いを誘った。

声優森久保祥太郎、浅野真澄も登壇した。