俳優窪田正孝(33)主演のフジテレビの連続ドラマ「ラジエーションハウス2~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)の第2話が11日、放送される。

19年4月期のシリーズ第1弾「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の第2弾。

第1弾から2年後、米国でのプロジェクトが一段落した天才放射線技師の五十嵐唯織(窪田)は、日本に帰国して甘春総合病院に復帰する。だが、新院長の灰島将人(高嶋政宏)の合理化の方針で、ラジエーションハウスの規模は縮小。黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、それぞれ別の病院などに転職していた。唯織の幼なじみの放射線科医・甘春杏(本田翼)も病院を去り、放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)や放射線技師の広野裕乃(広瀬アリス)、田中福男(八嶋智人)が立て直しに奮闘していた。だが、唯織の帰還に触発されたメンバーたちがラジエーションハウスに復帰。杏も戻った。

第2話では、唯織(窪田)たちのもとへ、陸上大会中にてんかん発作を起こして転倒し、頭部を強打したという12歳の小学生のCT検査依頼が入る。その小学生・速川走太(長野蒼大)は、ともに陸上のオリンピック選手だった一郎(眞島秀和)と叶恵(入山法子)を両親に持ち、ひとつ下の妹・花恋(白鳥玉季)とともに数々の大会で優勝するなど、日本陸上界の未来を担う逸材として注目されている選手だった。

走太は、てんかんの治療中で、以前から甘春総合病院の脳外科に通院していた。走太のCT画像を読影した杏(本田)は、薬物療法がうまくいかなくなっているため、外科手術を選択する可能性に言及する。唯織は、少しでも治療の選択肢を増やすために、詳しい検査を提案する。

同じころ、裕乃(広瀬)は、庭木の手入れ中に転落したという患者・柳田哲平(きたろう)の検査を担当する。だが柳田は異常もないのに、いちいち大げさに騒ぎ立て、裕乃を困惑させる。「世の中には、どうしても治したくても、治せない人だっているのに」。そんな世の中の不条理に裕乃は憤りを覚える。