役所広司(65)が27日、都内で行われた東洋水産「マルちゃん正麺 10周年記念発表会」で、2001年(平13)11月7日の発売から10年、CMに出続けていることを受けて感謝状を受け取った。役所は「人生で1番大きい賞状ですね。僕の方こそ感謝しなければならない10年。20年に向かって、これからも頑張りたい」と笑みを浮かべつつ、意気込んだ。

役所は「10年もたつんだ…あっという間。スーパーとか、いつも行くんですけど、必ず即席麺のコーナーに行くと、横目でチラッと、売れてるかなぁと…必ず通過しますね。10年、染み付いている感じ」とマルちゃん正麺と歩んできた10年を振り返った。最初のCMでは「ウソだと思ったら食べてください」とのフレーズが話題を呼び、1年で目標の2倍の2億食200億円を売り上げた。発売から21年での販売累計食数は19億食に上る。役所は「大胆なセリフだと思いましたけど、おいしかった。実感を持って言えた記憶があります。あのころ、よく食べました。食べるシーンが多かったですね。うたぐり深い人も、きっと買ってくれたと思います」と笑みを浮かべた。

この日は、11月1日から放送の新CMなどにも登場するレシピ2点を実食した。1品目の「ごま油香る肉野菜正麺」を食べた役所は「これは、ごま油ですよね? しょうゆとごま油は、とても合うんですね。王道という味です」と感想を語った。2品目の「ガリバタ肉野菜正麺」を食べると「ガーリックの味が食欲をそそると言いますか、力強い味でおいしいです。ガリバタ、好きですね」と太鼓判を押した。

実食後、役所は「上品で食べなきゃいけないかなとか、1人で食べるの緊張しますよね」と苦笑した。その上で「高齢者を代表し、1人でもチャチャッと作れるマルちゃん正麺」とアピールした。