俳優窪田正孝(33)主演のフジテレビの連続ドラマ「ラジエーションハウス2~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)の第7話が15日、放送される。

19年4月期のシリーズ第1弾「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の第2弾。

第1弾から2年後、米国でのプロジェクトが一段落した天才放射線技師の五十嵐唯織(窪田)は、日本に帰国して甘春総合病院に復帰する。だが、新院長の灰島将人(高嶋政宏)の合理化の方針で、ラジエーションハウスの規模は縮小。黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、それぞれ別の病院などに転職していた。唯織の幼なじみの放射線科医・甘春杏(本田翼)も病院を去り、放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)や放射線技師の広野裕乃(広瀬アリス)、田中福男(八嶋智人)が立て直しに奮闘してた。だが、唯織の帰還に触発されたメンバーたちがラジエーションハウスに復帰。杏も戻った。

第7話では、唯織(窪田)のもとへ、杏(本田)の父親で離島で診療所を開いている正一(佐戸井けん太)が突然訪ねてくる。唯織に1枚の画像を見せる正一。そこには、かなり進行しており、外科手術も不可能な膵臓(すいぞう)がんが写っていた。

同じ頃、悠木(矢野)は、昼食の時間も惜しんでIVRの動画を見るなど、熱心に勉強を続けていた。そこにやってきた放射線科長の鏑木安富(浅野和之)は、悠木に対して一部の患者から苦情が寄せられていることを告げ、勤務態度を改めるよう指示。技師長不在のため「技師長代理」を急きょ任されたたまき(山口)も悠木を注意するが、悠木は愛想をよくするより、時間通り正確な検査をする方が患者のためだと反発する。

そんな中、心筋梗塞を起こし、路上で倒れていた今井陽一(戸塚純貴)が緊急搬送されてくる。陽一は26歳という若さだったが、精巣ガンが全身に転移しており、抗がん剤治療も効果が見られなかったため、現在は痛みを和らげる緩和ケアに切り替えていた。心筋梗塞を起こしたのも、抗がん剤の影響で血管が詰まりやすくなっていたためと思われた。

一方、杏は、正一から膵臓がんであることを告げられる。だが正一は、積極的な治療を受けるつもりはないという。島に渡ったとき、最後まで白衣を脱がないと決めた、患者ではなく医師であり続けたいと言う正一。杏はショックを受けながらも、別の病気である可能性を信じようとする。