救急車を蹴ったとして器物損壊の疑いで先月28日に警視庁に現行犯逮捕され、その後、処分保留で釈放された歌手の鬼束ちひろ容疑者(41)が2日、公式サイトなどで事件後初めてとなるコメントを発表した。

鬼束は自筆で「この度は、私の不適切な行動により、多くの皆様にご迷惑をおかけしました事を、心よりおわび申し上げます。深く反省しております 鬼束ちひろ」とコメントした。

また、事務所コメントとして、「既に報道されております通り、弊社所属の鬼束ちひろは、2021年11月28日に救急車を蹴り、器物損壊により逮捕され、その後、同月30日に釈放されました。まずは救急車を蹴るという行為によって業務への支障と多大なるご迷惑をおかけいたしました救急隊員の皆様、東京消防庁の皆様に対しまして、深くお詫び申し上げます。また、本件によって、多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしました関係者の皆様、そして、日頃より鬼束ちひろを応援していただいております皆様に対しましても、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「鬼束ちひろの今回の行為につきましては、弁明の余地もな行為であり、本人自身も深く反省しているところでございます。今後二度とこのようなことが起きないように、鬼束ちひろ自身、今回の件に関し、更なる反省と自覚を持つよう、弊社といたしましてもそのための対応をしていく所存です」とした。

関係者などによると、鬼束容疑者は11月28日午後4時半ごろ、パチンコをしていた友人が体調を崩し、搬送しようと駆けつけた救急車を蹴った容疑で逮捕された。「通行人に嫌みを言われ、パニックになって蹴った」と話していたという。釈放時には関係者の車で東京湾岸署を出ており、取材対応はしていなかった。