小栗旬が主演を務めるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(日曜午後9時)最終話が12日、放送され、平均世帯視聴率が16・6%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は10・2%だった。

第1話は15・8%、第2話は15・7%、第3話は15・7%、第4話は15・5%、第5話は16・9%、第6話は15・8%、第7話は15・4%、第8話は13・5%だった。

1973年に刊行された小松左京氏による小説「日本沈没」が原作。翌74年にも同局でドラマ化された。今回は、2023年の東京を舞台に、日本沈没という未曽有の危機が迫る中、小栗演じる野心的な環境省の官僚・天海啓示役らが立ち向かっていく姿が描かれる。

最終話で、東山総理(仲村トオル)を狙ったテロのニュースは、全世界に大きな衝撃を与えた。国内の情勢が不安定と判断されて移民計画に影響することを恐れた日本政府は、早急に里城副総理(石橋蓮司)を総理代行にして世界へアピールした。

しかし、移民計画が進行していた矢先に、さらに予期していなかった悲劇が起こってしまった。天海(小栗旬)、常盤(松山ケンイチ)ら未来推進会議が中心となって事態の打開に挑むが、状況は改善しなかった。そして、遂に全世界で日本人移民の受け入れ停止が発表された。そんな中、追いうちをかけるように田所博士(香川照之)から、「日本沈没までもう時間がない」と警告された。それでも最後の一人を救うまで、天海は関東に残って立ち向かう決意をした。