NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)が9日に放送初回を迎える。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)もヒロインが深津絵里に交代し、大阪編が始まった。神奈川、大阪、ともに「新天地」でスタートの大河と朝ドラを歴代舞台地回数マップ(NHKのHP参考、日刊スポーツ調べ)で振り返る。

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■大河ドラマは1963年に放送開始し、今年で61作目。舞台地は合計112に及ぶ。「花の生涯」で幕末の井伊直弼を描いた東京から始まり、53作目の「軍師官兵衛(14年)」で47都道府県一巡を達成。最後の舞台地は大分だった。

■回数最多は、東京と京都の11回。脚本を「鎌倉殿」と同じ三谷幸喜が担当した「新選組!(04年)」はこの2カ所が舞台だった。同じく三谷脚本の「真田丸(16年)」は長野と大阪が舞台になっている。

■3位は兵庫の8回。うち4回は「忠臣蔵」が描かれ、大石内蔵助は、歴史の人気者織田信長や坂本龍馬を抑えて、大河最多の3作品で主人公となった。

■豊臣秀吉擁する大阪は4位タイの5回。竹中直人主演の「秀吉(96年)」は平均視聴率30・5%の人気作で、竹中は「軍師官兵衛」で再び秀吉を演じ、話題になった。

■「鎌倉殿」の舞台、神奈川は今作で3回目。「草燃える(79年)」は同じ時代設定で、石坂浩二演じる源頼朝が主人公(今作は大泉洋)。ちなみに小栗旬演じる今作の主人公北条義時役は松平健だった。北条政子は岩下志麻→小池栄子、源義経は国広富之→菅田将暉、源頼家は郷ひろみ→金子大地、牧の方は大谷直子→宮沢りえなど、キャストを比較してみても面白いかもしれない。

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