NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の17日に放送された第53話の平均世帯視聴率が17・7%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第39話の17・9%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、るい(深津絵里)は関西一のトランぺッターを選ぶコンテストに向けて、錠一郎(オダギリジョー)の着る衣装を選んであげた。錠一郎は「いつかアメリカに行くという夢ができた。サッチモちゃんと2人で」と言う。準備万全と思っていたところ、偶然ラジオで「勝者はトミー北沢に違いない」という予想を聞き、錠一郎は自信を無くしてしまった。そこで映画館主の西山(笑福亭笑瓶)の勧めでるいと錠一郎は気分転換に映画を見に行くことになったが、その映画がとんでもない内容だった。

しかし錠一郎は「サッチモちゃんのために戦う」とコンテストへ意欲を燃やす。そして迎えたコンテスト当日、応援にでかけようとしたるいの元に錠一郎が慌てて飛び込んでくる。見ると、シャツにケチャップがべっとり…。るいは懸命に汚れを落とす。