米映画「ハンニバル・ライジング」(2007年)で若き日のハンニバル・レクター博士役を演じた仏俳優ギャスパー・ウリエルさんが19日、スキー事故で38歳の若さで亡くなった。広報担当者が発表した。

アルプス山脈にある仏スキーリゾート、ラ・ロジエールで18日、他のスキーヤーと衝突して頭部に重傷を負い、ヘリコプターで近くの病院に搬送されたものの翌朝死去したという。

ウリエルさんは2001年に「ジェヴォーダンの獣」で子役として映画デビューし、「ロング・エンゲージメント」(04年)でフランスのアカデミー賞と言われるセザール賞で有望若手男優賞を受賞。「サンローラン」(14年)ではデザイナーのイブサン・ローランを演じて話題になり、「たかが世界の終わり」(16年)ではセザール賞主演男優賞に輝いている。また、ミッドナイトマンを演じるマーベルのドラマ「ムーンナイト」が、3月からディズニー+で配信される予定になっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)