NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)で、深津絵里演じる2代目ヒロインるいと、オダギリジョーふんする大月錠一郎に波風を立てそうな空気を漂わせた芸能事務所の社長令嬢「笹川奈々」が、18日放送分から登場。

令嬢を演じる女優佐々木希(33)が21日、制作のNHK大阪拠点放送局を通じて、コメントを発表した。

佐々木の役どころは、芸能事務所「笹川プロダクション」の社長令嬢。同プロダクションが主催した「関西ジャズコンテスト」で、錠一郎のトランペットに興味を持ち、世話をすることになる。

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-番組出演が決まった時の気持ちは

佐々木 今回の出演が決まったとき、幼いころから見ていた朝ドラに自分が出演できるんだといううれしさでいっぱいでした。秋田の母もとても喜んでくれました。

-役柄の印象と、演じる上での意識は?

佐々木 大阪の人たちにとっては、奈々は急に東京から来た人ですし「なんだよ、あの女」と勘違いされやすく鼻につくタイプかもしれません。でも台本を読んだ時、私は、奈々は仕事を全うしようとするプロ意識が高く、そして面倒見が良い女性だなと思いました。

社長令嬢という部分を強調すると意地悪な印象になってしまいそうなので、「仕事へのプロ意識が高く、そして一本筋の通った女性」として演じるよう意識しました。

-深津絵里さん、オダギリジョーさんの印象は?

佐々木 深津さんのことは、昔からテレビで拝見していましたので、本当に実在するんだ、と(笑い)。今回初めてお目にかかれて本当にうれしかったです。

一緒にお芝居させていただいて、るいさんには目を離せないぐらい引き込む力があって、ピュアさと、凜(りん)としたところは実際の深津さんに通じるものがあったなと思いました。

オダギリさんは、休憩中緊張している私に話かけてくださったりとても気遣っていただきました。すごく柔らかくて温厚な方だなと思いました。一緒にお芝居させていただき、トランペットを吹いている口の動きや目の動きなど、繊細なお芝居を間近でみられてとても感激しました。

-視聴者へメッセージを

佐々木 あんことジャズと時代劇…と、日本人として心を揺さぶられるものがたくさん詰まったすてきなドラマなので、初めて出演させていただく朝ドラが「カムカムエヴリバディ」で、なおうれしいです。

この作品を見て、新たに英語を習いたいと思った方も多いのではないでしょうか。ヒロイン3世代の物語で、親子の絆だったり、温かい日常を描きながらも、葛藤していく様もしっかりと描かれています。

会えない時間がいろんな感情を育て、愛が深まったり、誤解の溝を深めたりと、とても人間味のある作品だと思いますので、ぜひ毎朝楽しみにご覧いただけるとうれしいです。