92年の大ヒット映画をもとにしたミュージカル「ボディガード」の日本キャスト版が21日、大阪・梅田芸術劇場で開幕する。日本キャスト版は一昨年春に上演されたが、新型コロナウイルスの感染拡大で、5回のみ上演で、以後は中止となっていた。

宝塚歌劇団の元星組トップ柚希礼音と、新妻聖子に加えて、今回からMay J.も加わり、トリプルキャストでの上演になる。

初日を控えた20日夜には通し舞台稽古が行われ、柚希らはコメントを寄せた。

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柚希礼音 2年前に5公演で中止となってしまいましたが、またこうして集まることができて感謝しています。まだまだ心配な時期が続く中、来てくださる方や見守ってくださる方に本当に感謝の一言です。

新妻聖子 本当に、いいできです。皆でミュージカルをお届け出来ることにとても幸せを感じています。皆さまさまざまなご事情を抱えながら、足を運んでくださると思いますので、舞台を見ている間だけは夢の世界に浸って頂いて、劇場に来られた時より少しハッピー度があがればと思います。

May J. (今回、初参加で)稽古中は皆ずっとマスクを着けていたので、初めてマスクをしていない状態でお会いした時に、こんなお顔をされていたんだと思いました。稽古の休憩中にピアノでクラシックを流麗に演奏されていて驚きました。

大谷亮平 命をかけてレイチェル3姉妹を守るところは、かっこよく見せたいです。万が一舞台装置が倒れてくることがあればしっかり守り抜く(笑い)。それくらいの気持ちで臨みたいと思います。

内場勝則 (ミュージカル挑戦に)ギャグは一切なし。おちゃらけダメ、大阪弁もダメ。僕だけ違う世界の人間なので緊張しています。

梅田芸術劇場での公演は31日まで。東京国際フォーラム公演は、2月8~19日まで。