昨年8月、新型コロナウイルス感染による肺炎のため82歳で死去した俳優千葉真一さんのお別れの会が22日、東京・増上寺で行われた。

千葉さんが設立したジャパン・アクション・クラブ(JAC)のメンバーが発起人となり、千葉さんの誕生日に開催された。多くのファン、関係者が訪れ、千葉さんとの別れを惜しんだ。

日体大体操部の後輩でもある池谷幸雄(51)は囲み取材に応じ、「日体大体操部の大先輩で、(自分も)芸能界にも入ったので、芸能界の大先輩の千葉真一さん。本当に元気だったので、本当に急に亡くなったのがびっくりで。本当にいってしまわれたのだなと実感が初めて湧いてきたという感じです」と思いを語った。

伝えたい言葉を問われ「『お疲れさまでした』ということと、偉大なる先輩で目標、夢になる先輩なので、『天国から見守っていてください』」と話した。

池谷は19年に開催された千葉さんの芸能生活60周年記念パーティーにも出席し、千葉さん、長男新田真剣佑、次男眞栄田郷敦の3ショットを目にした。「親子なんですけど、似てるところもあるんですけど、みんなそれぞれカッコよくて素晴らしい家族だなと感動しました」と振り返った。

「お子さんたちが大活躍されていてやはりすごいなと思います。後輩を育てるというのも千葉さんに学んでいかないといけないな」と指導者としての決意を語った。

お別れの会では、千葉さんが生前に描いた富士山の絵をモチーフにした豪華フラワー祭壇が設置された。「日本初の映画葬」をうたい、LED大型スクリーンが設けられた。秘蔵映像のほか、「戦国自衛隊」「柳生十兵衛」などで使用した秘蔵のコスチュムや名刀、高倉健さんに送った直筆手紙、数々の遺品も展示された。