タレント松本明子（55）布川敏和（56）らが23日、都内で、80年代人気アイドルのコンサート「松本明子presents　黄金の80年代アイドルうたつなぎ～うれしなつかし胸キュンコンサート～」を開催した。

松本自ら発起人となり、浅香唯（52）森尾由美（55）西村知美（51）ら豪華アイドルが共演した。

バラエティータレントのイメージが強い松本だが、83年デビューのアイドル。中森明菜、早見優、小泉今日子、堀ちえみら前年デビューの「花の82年組」に隠れ、不遇の時代を過ごしたといい、「アイドル時代コンサートをしたことなかったので40年目の初のコンサート」と大喜びだった。デビュー当時の衣装で登場。「生地は10センチ伸ばしましたけど」と笑わせるも、アイドルへの強い思い入れを感じさせた。豪華メンバーを見渡し「4人の皆様が私の無謀なお願いを聞いてくださって夢のようです」と感謝した。

「シブがき隊」解散以来33年ぶりのステージだったという布川は「ちょっとびびった。さすがのおれも緊張したよ。お客さんの前はリハーサルと全然違う。でもうれしかった。本当に80年代にタイムスリップしちゃったかのように楽しかった」と笑顔をみせた。

当時のアイドルぶっちゃけ話も多く飛び出し、ファンを楽しませた。布川は「50代の友達が本当に楽しみにしていた。一般のファンの80年代が青春世代の人たちが楽しみに来てくれた」と明かした。

松本は「このメンバーで主要都市行きたいですね！」と提案し、「最後は唯ちゃんの宮崎。山口（西村）、香川（松本）、草加（森尾）」とそれぞれの出身地をめぐる構想を語った。

緊急事態宣言が最も厳しかった19年4月、松本が発案し、SNS上でアイドルが歌唱動画をリレーする「うたつなぎ」が話題となった。その「うたつなぎ」の盛り上がりを受けて、リアルイベントが実現した。当初は昨年開催予定だったが、コロナ禍で延期。1年越しに夢がかない、往年のファンを魅了した。