連日、新型コロナウイルス感染者数の過去最多が更新される中、芸能界からの感染報告も相次いでいる。24日も、霜降り明星の2人や、ファーストサマーウイカ、小峠英二、小島瑠璃子、藤森慎吾、ディーン・フジオカ、なにわ男子の大西流星、高橋恭平、藤原丈一郎らの感染が報告された。

感染者増に伴い、テレビ局など放送現場にも収録などの工夫が求められている。TBS系「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)では、MC井上貴博アナウンサーとホラン千秋がスタジオと報道フロアに分かれて出演。井上アナは「検査陽性者が増えている中で、何か私たちもするべきことがあるということで、まずは、番組スタッフの出勤者を減らすということ」と説明した。21日には、同局の日比麻音子アナが感染したことを受け、共演した井上アナが自宅からリモートでMCを務めていた。

コロナ対策としてフジテレビは「アクリル板の設置、スタッフの減少、コメンテーターなどのリモート出演などの対応をします」と回答。別の放送局関係者によると、まん延防止等重点措置の出ている地域へのロケ地を回避したり、街ロケでのマスク着用、ロケバスでの飲食禁止、収録時の換気の間隔を短くするなど対策を講じているという。今後も感染拡大が続き、番組出演者などに感染者が出た場合、代役をオファーしたりするケースも出てくると懸念を示した。

一方で、ある大手芸能事務所関係者は、タレントの体温計測や除菌、手洗い、うがいの徹底などは周知しているが、基本的には、現場の対応に従う形となっていると明かした。オミクロン株の急速な拡大に伴い、各所でこれまで以上に徹底した対応が迫られている。【佐藤成】