俳優成田凌(28)が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「逃亡医F」(土曜午後10時)の第6話が19日放送され、平均世帯視聴率が6・7%(関東地区、速報値)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・8%だった。

同作は男性向け漫画雑誌、プレイコミック(秋田書店)で連載されていた同名漫画が原作で、脚本は同局系ドラマ「あなたの番です」などを手がけた福原充則氏。主演の成田演じる天才外科医、藤木圭介は、ある日、研究医で同僚だった恋人を病院屋上から突き落として殺したぬれぎぬを着せられ、指名手配犯となってしまう。そこで恋人の死の真相を究明するため、地位と名前を捨てて「鳴海健介」と名乗りながら逃亡生活を開始。わずかな手術道具しかない中、出会った患者たちを次々と救いながら生活を続けていくという物語だ。

第6話では、「困った時は都波さんとあわせて…」という妙子(桜庭ななみ)の言葉に従って都波(酒向芳)に会いに行った藤木(成田凌)。しかし、美香子(森七菜)と都波が拓郎(松岡昌宏)と共に行動していることを知り、いったんモー(中村蒼)たちが暮らす廃団地に戻ることに。その頃廃団地では、別棟に住む日本人ホームレス、ノムさん(六平直政)、ネクタイ(宮崎吐夢)たちによる外国人労働者への嫌がらせが激化していた。

一方、藤木は妙子が烏丸(前田敦子)に託したという謎のカセットテープのある部分が気になり、機械に詳しいモーに相談する。廃団地に現れた烏丸にもカセットテープについて質問を投げかけるが、答えは出なかった。自分は味方だという烏丸にとりあえずうなずく藤木。その様子を見た烏丸は自分が疑われていることを察し…。