NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の24日に放送された第81話の平均世帯視聴率が17・5%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第63話の18・6%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、モモケン(尾上菊之助)と虚無蔵(松重豊)の因縁についてのうわさ話を聞いたひなた(川栄李奈)は、CM撮影の時に会った謎の振付師(濱田岳)に真相を聞こうとするが、映画「妖術七変化!隠れ里の決闘」のリバイバル上映のチケットをもらってはぐらかされる。オーディションへ向けての勉強のため、そのチケットを欲しがる五十嵐(本郷奏多)の熱意に押されたひなたは、2人で一緒に映画を見に行くことになった。2人は出演していた虚無蔵らの殺陣に圧倒される。

五十嵐は帰り道、ひなたの回転焼き屋の前でおなかを押さえてうずくまる。稽古にすべてをつぎ込むあまり、お金がなくてお腹がすきすぎていたのだった。五十嵐はひなたの家で夕飯をごちそうになる。そして「世界一の立ち回りをしたい」と夢を語る。五十嵐はオーディションが「怖くなってきた」と言うが、ひなたは「応援しているから頑張れ」と励ます。