ももいろクローバーZの玉井詩織(26)が22日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われたドキュメンタリー映画「ももいろクローバーZ~アイドルの向こう側~」(酒井祐輔監督)の舞台あいさつに出席した。

玉井は「近いですね。この距離感、舞台あいさつも久々なので、ちょっとドキドキしています」と満員に埋まった客席を見渡し「まさかドキュメンタリーをつくって頂けるとは思っていなかったです。それだけ歴史のある活動をしてこれたんだなと思いますし、みなさんが観てくださっているからだということも実感できました。ありがとうございます」とあいさつした。

08年の結成から14年。当時12歳だった玉井も26歳になった。あらためてファンへ向けて「1人の人間が成長するには十分すぎる年数を見て頂けているのは、恥ずかしさがありながらも、保護者がたくさんいる感覚ですね」と感謝。映画では玉井自身も普段は聞けないメンバーの本音なども知ることができたといい「同じ質問でも答え方が違ったりする中で向いている方向性は同じだと感じられて、うれしくなりました」と笑顔をみせた。

酒井監督は玉井について「すごくきれいになっている」と年々増していく美しさを絶賛。「日本って若々しいのがいいみたいな文化があるけど、玉井さんはひょっとして40、50歳を過ぎてもピークがないぐらいどんどん美しくなっていくじゃないかなと思いました」と声をかけられると、玉井は「期待を裏切らないように自分磨き頑張らなきゃ」と笑顔で応じた。

映画はメンバーや関係者へのインタビューを通じて、その可能性と未来を見つめるドキュメンタリー。舞台あいさつはTBSの新ブランド「TBS DOCS」のメインイベントとして18日から24日まで同地で行われている「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」内で実施された。19日からメンバー4人が1人ずつ登壇しており、玉井は4人目のトリを務めた。

玉井は最後に「私たちのありのままの姿をみて、感情や心を少しでも動かせるようになったらなと思いますし、今まで追いかけていただいて、自分たちの未来への姿を少しでも想像していただけたらいいかなと思っています」と語り「映画は101分ですけど、ももクロのドキュメンタリーはまだ続いていくので。私たちの姿をいろんな角度から、これからも見ていってほしいなと思います」と呼びかけて締めくくった。