NHK正籬聡放送総局長の定例会見が23日、東京・渋谷の同局で行われた。4月から新たに番組を担当するキャスター陣が登壇し、意気込みを語った。

首藤奈知子アナウンサーは、12年ぶりに朝のニュース番組「おはよう日本」(月~金曜午前5時)を担当する。コンビを組む三條雅幸アナとの「朝ドラ送り」が期待されるが、「三條さんとも話をしましたが、『我々にはそんな余裕はないね』と話はまとまっております」と注目度の高さに苦笑い。結婚出産を経て、40代となって番組にカムバックし「平日では最年長として、リポーター陣の個性も引き出しながら、20代に担当した時とは違う面も出していけたら」と話した。

夕方のニュース番組「ニュースLIVE!ゆう5時」(4月4日スタート、月~金曜午後5時)のキャスターを務める片山千恵子アナは、今月育児休業から復帰したばかり。高瀬耕造アナとコンビを組み「わきあいあい予定調和のないニュース番組をお届けしたい」と話した。高瀬アナが現在担当する「おはよう日本」では、桑子真帆アナを困惑させるような掛け合いもおなじみだが、“高瀬アナ対策”については「考えておりまして。高瀬さんを困らせていいような準備をして春から臨めたら」と意味深に話して笑わせた。

夕方のニュース前には過去の朝ドラを放送する枠が設けられているが、「夕方ではどうしますか? と振ってみたんです。『う~ん、検討中』というお答えでしたので、これから高瀬さんがどう言ってくるのかドキドキしています。(朝ドラ受けが)あるのか、そこはご期待をというところでしょうか」と笑顔で語った。

「サタデーウオッチ9」に出演する赤木野々花アナとホルコムジャック和馬、「ロッチと子羊」でナレーションを担当する渡辺健太アナ、「ブラタモリ」を担当する野口葵衣アナも参加した。