NHK正籬聡放送総局長の定例会見が23日、東京・渋谷の同局で行われ、4月9日から教養番組「ブラタモリ」(土曜午後7時30分)を担当する、福岡放送局所属の野口葵衣アナウンサー(27)がオンラインで意気込みを語った。

人気番組の上、桑子真帆アナ、林田理沙アナら歴代担当アナは番組卒業後も各方面で活躍中。野口アナは「『ブラタモリ』の担当と聞いた時は、一瞬時が止まりました。自分でできるのかと不安もありましたが、初回の収録を終えて実感が湧きました。素直にうれしかったです」。タモリとの共演に「優しく和やかな雰囲気に身を委ねて楽しくロケができました」と笑みを浮かべた。

笑顔が印象的な野口アナは、新潟出身で18年に入局。4月で5年目を迎える。初任地の山形を経て、現在は福岡で夕方のニュース番組「ロクいち福岡」のキャスターを担当する。福岡所属のまま出演することの大変さについては「移動くらいでしょうか」とあっけらかんと語り「福岡空港はアクセスがいいことで有名なので、福岡最高だなと思いながら移動も楽しんでいます」と郷土愛をのぞかせた。

福岡出身のタモリとは、地元話に花を咲かせているようで「福岡放送局の周りにあるグルメを気にされていました。どこでご飯食べているの? とか、お気に入りの店見つけた? と福岡トークを盛り上げてくださいました。タモリさんに教えていただいて、1人で行ってきた場所もあります」と親交を深めている様子だった。