演出家長塚圭史氏の初ミュージカル「夜の女たち」(9月3~19日、KAAT神奈川芸術劇場)に、江口のりこ、前田敦子、伊原六花らが出演することが30日、発表された。

溝口健二監督の映画をミュージカルにした作品で、戦後の大阪を舞台に、生活苦から夜の世界に足を踏み入れた女性たちを描いた。

江口は「私自身ミュージカルの経験はありません。あえて大変なものに立ち向かうのが長塚さんの演劇だと思っています。大変なものに巻き込まれた私ですが、今はたくさんの方に力を借りて、新しい事に挑戦する喜びを感じています」とコメントした。

前田は「長塚さんの舞台いつかいつかとひそかに夢見てました。とてつもない挑戦を長塚さんの演出、江口さんをはじめとする皆さんと挑ませていただける喜びをかみ締めながら『夜の女たち』として必死に生きてしっかり息をしていきたいです」、伊原は「今を生きる者として、覚悟を持って飛び込もうと思います」と、意気込みを語った。

ほか、北村有起哉、大東駿介、前田旺志郎らが出演する。長塚氏は「初めてのミュージカルです。俳優陣も主にミュージカル界からではなく、ストレートプレーを中心に活動する方々に集まっていただきました」と話している。