ザ・ドリフターズ加藤茶(79)の妻でタレントの加藤綾菜(33)が9日、都内で、初のコミックエッセー「加藤茶・綾菜の夫婦日記『加トちゃんといっしょ』」(双葉社)の発売トークイベントを行った。

10年間毎日欠かさず、夫婦の日記をつけてきたという、綾菜は「加トちゃんとの10年を詰め込んだ1冊になっていて、これまで深く語ってこなかった、子どものこと、病気のことも1冊にまとめています。結構泣けます」。と話し、本が出来上がってすぐに夫に見せたことを明かし、「ちょっと泣いてました」とうれしそうに話した。

今回出版したきっかけについて「取材の際に、『この時の加トちゃんはどういう表情でしたか』と聞かれて、絵を描いたら『かわいいし、絵に描いた方が伝わる!』と言われて、日記にも絵を描き始めた」と話し、「元々はエッセーだったんですけど、半分は絵にしたいと思ってコミックエッセーにしました」。

元々、絵は得意ではなかったと言う一方、「小学生の時にバッタに私が乗る絵を描いて、全国で入選しました」と才能を明かした。「20年ぶりくらいに描いて、最初は全然進まなくて1年間は絵の練習を一生懸命したんですけど、加トちゃんに犬の絵を見せたら『カンガルー?』と言われた」と会場を笑わせた。また、エッセーに出てくる、加トちゃんの絵を「ハゲづらだと失礼だと思って、最初は髪フサフサにしてたんですけど、『これは俺じゃない。俺は髪1本だ!』と言われて、この加トちゃんにしました」と笑った。

同作がデビュー作となった綾菜は「コロナ禍や戦争で不安定な時代なので、笑ったり、ほっとしてくれる時間になれば良いなと思う。『加トちゃんがいるだけで幸せなんだ』と伝えることが出来れば」と作品をアピールした。