落語家の笑福亭鶴瓶（70）が15日、ラジオ番組に出演。11日未明に亡くなったダチョウ倶楽部の上島竜兵さん（享年61）の訃報を受けて追悼のコメントを語った。
鶴瓶は冠番組のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」（日曜午後4時）に大阪から生出演し、パーソナリティーの上柳昌彦とのやりとりの中で上島さんの突然の旅立ちについて触れた。
鶴瓶は「自分も2日前にもいろいろ考えていた」と上島さんの訃報について言及。「（多くの関係者の）皆さんがずっと（上島さんに関する）コメントしていますけど、（自分自身も）ずっと一日中考えていました。あいつとはキスもしましたし…」と告白。上島さんのキス芸に鶴瓶自身が応じた経験を明かした。
その上で「だから俺らの手を止めるぐらいの出来事ですから。何かしたら考えてしまうっていうんか…」と突然の旅立ちに無念の心境をとつとつと口にした。
14日には、盟友の明石家さんま（66）も自身の冠番組、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」で上島さんの訃報について「受け止められない」「信じたくない」「ほんとに好きな芸人で、好きな後輩が、一番嫌いな死に方をしたからね。ちょっとね、腹が立っているというのが事実」と痛恨の思いでコメントしていた。
鶴瓶は、さんまの発言を受けて、「さんまがええコメントしてましたよ。『一番好きなやつが一番嫌いな死に方した』って。これ、ホント、そのとおりです。俺あんまり言いたなかったんですけど」とさんまの見解に理解を示した。「みんながお笑い人がみんな傷ついてるっていうんか。でも良いとこへ、ホント安らいでいただきたいと思います、魂が。（上島さんは）あんだけ楽しませてくれたんですからね」と複雑な心境で追悼した。
リスナーに向けて「すごく大事なことは、自分で自分の楽しい時間をつくり、自分の時間が終わるまで一生懸命生きること。自分の楽しむ時間をつくらないかん」と呼び掛けた。
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