声優高橋李依(28)梶裕貴(36)が11日、都内で「劇場版 からかい上手の高木さん」(赤城博昭監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

山本崇一朗氏によるシリーズ累計1100万部突破の同名コミックが原作。隣の席の高木さん(高橋)に何かとからかわれる中学生・西片(梶)と高木さんによる青春ラブコメディーで、18、19、22年のテレビアニメ版に続き初の劇場版となった。

10日に公開を迎え、高橋は「反応がよくて、ほっとしたところが大きいです」と反響に笑顔。コロナ禍でキャスト同士が顔を合わせることも少なかったが、この日は小原好美、小倉唯、落合福嗣、岡本信彦が登壇。この顔ぶれに梶は「すごくうれしいし、控室でも楽しかったです」と笑顔を見せた。

作品は「中学生最後の夏」が題材。好きなシーンにエンディングを挙げた梶は、週ごとに変わるエンディング曲の1週目が、高橋が歌う「明日への扉」であることに「僕はド世代なんです」と大興奮。また「1期から彼らの思い出がよみがえっていく感じ。結婚式で、今までの2人の映像を見ているかのような気持ちになった。グッとくると同時にもっと見ていたかったし、西片を演じられて本当に幸せでした」とかみしめた。

高橋は「高木さんから西片に手を近づけるシーン。声にならないけど、絵でキャラクターたちの心情が見えるシーンにグッとくる。チームのみんなでこの『高木さん』の物語を作ったなと。みんなで生きた中3の夏だったなと思います」としみじみと語った。

最後に梶は「終わりのあいさつみたいで寂しいけど、まだ中3の夏だから。卒業するまでに修学旅行とかやったらいいんじゃないかと。思いますよね?」と次回作に期待。観客の拍手を浴びると「どんな形でもいいから、また彼らの動いている姿を見たい」と話していた。