市川猿之助(46)市川笑也(63)が14日、都内で、「七月大歌舞伎」(同4~29日、東京・歌舞伎座)の第1部「通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)」の取材会を行った。

猿之助演じる小栗判官と、笑也演じる照手姫が、天馬に乗って宙乗りをする。初日には、猿之助は宙乗り通算1307回に、笑也は通算1000回を達成する。

「眼目は天馬に乗って飛んでいくところです」と話す猿之助は、「人馬一体なので、動きとしては制約がある。ただ乗って、ただ飛んでいくだけにならないよう気を付けないといけない」と話した。

宙乗り全般に関しては「「歳を重ねれば重ねるほど怖くなる。事故も見てるし経験している。あとは信頼(が大切)。劇場とスタッフが一体となって宙乗りができる」とした。

1000回達成する笑也は「ようやく1000回かという思いです。感無量です」などと話した。

11年ぶり上演の演目で、3代猿之助四十八撰の1つ。前回は11年に新橋演舞場で上演された。