15日に放送された俳優間宮祥太朗(28)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ナンバMG5」(水曜午後10時)第9話の平均世帯視聴率が5・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と16日、分かった。前回の5・4%より0・1ポイント、ダウンした。

初回から6・6%、4・9%、5・3%、4・8%、5・2%、4・9%、5・3%、5・4%だった。

平均個人視聴率は3・0%だった。前回の2・8%より0・2ポイント、アップした。

初回から3・8%、2・8%、3・2%、2・6%、2・9%、2・7%、2・9%、2・8%だった。

間宮が演じる難破剛は、10代のころ千葉最強のヤンキーと恐れられたトラック運転手の父・勝(宇梶剛士)とレディースの総長だった専業主婦兼パチプロの母・ナオミ(鈴木紗理奈)の次男。兄弟は高校時代に関東を完全制覇したカリスマヤンキーだが現在は無職の兄・猛(満島真之介)、改造自転車を乗り回す能天気な中学生の妹・吟子(原菜乃華)という筋金入りのヤンキー一家・難破家で育った。一家の愛犬・松は、剛の弟分的な存在だ。

そんな家族のもとで育ち、千葉14校を傘下に持つ超有名ヤンキー中学校・萬田中のアタマを張るまでになった剛は、県内屈指のヤンキー校として知られる市松高校への入学を期待されていた。だが、普通の高校生に憧れる剛は、家族に内緒で隣の白百合高校に入学した。普通の高校生活を送っていた剛だが、市松高校のヤンキーに絡まれた友人のために、特攻服に着替えて救い出す。

原作は小沢としお氏の「ナンバMG5」と「ナンバデッドエンド」(秋田書店刊)。

第9話で、剛と妹の吟子が通っている白百合高校に、突然長兄の猛が現れた。吟子が家庭科の宿題だといって作っていた巾着袋を家に忘れたことに気づき、届けに来たのだ。周りの目を気にしながらも、猛に感謝し、礼を言う吟子。

猛は、市松高校のアタマを張っている剛も見たかったと言い出し、隣の市松に向かって歩き出してしまう。幸い、猛に気づいた伍代直樹(神尾楓珠)が「難破は、駅前まで昼飯を食べに行っている」とごまかしてくれたため、剛のことはばれなかった。白百合の校舎から、猛が帰っていくのを見てほっと胸をなでおろす剛と吟子。

進路のことで悩んでいた剛は、伍代や大丸大助(森本慎太郎)にも相談する。自分の人生なのだから難しく考えないで好きにやればいい、と助言する伍代。そんな折、剛は美術部のOBで、ともに美大を目指して浪人中の元部長コンビ、東ミチル(加藤諒)と西田リョウ(藤田真澄)に会う。東からも「自分のやりたいことを妥協しちゃダメだ」とアドバイスされた剛は、美大受験を決意した。