競馬の払戻金に対する数千万円の追徴課税を受けたお笑いトリオ、インスタントジョンソンのじゃい(50)が19日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)にゲスト出演した。

じゃいは払戻金で得た所得について、外れ馬券代を経費として差し引いて申告していたが、経費とは認められず追徴課税された。競馬やギャンブルでの仕事も多く「経費として認められるだろうと、7年ほど前から雑所得で申告していたけれど、それが認められず、5年分の追徴課税と」と経緯を説明。現在は国税不服審判所に不服申し立てを請求し、これに伴う弁護士費用などの寄付を募っているほか、自身のYouTubeチャンネルでは法律見直しに向けた活動を始めたことを報告しており「弁護士さんを紹介していただいたり、協力してくれるという声も大きくて。僕でしかこの法律を変えられないかな」と前向きに話した。

馬券の売り上げの10%が国庫納付金に充てられた上で、払戻金にも課税されることから「二重課税」との指摘もあり「昔から、この件に関しては競馬ファンから『おかしい』とか『理不尽だ』とかそういう声があった。JRAの売り上げが今、年間3兆円あって、そのうちの10%は国庫で、3000億は国庫に入っている。すで税金として支払われているにもかかわらず、さらに勝った人から税金を取る」と現在の仕組みに憤った。

一方で競馬そのものへの愛も語り、じゃいは「勘違いして欲しくないのは、ギャンブルだけじゃなくて競馬というスポーツが素晴らしいもの。感動とか、馬主さんとか厩舎の人、ジョッキーにドラマがあって、すごくいい世界。こんなことで競馬ファンには離れて欲しくない」と訴えていた。