DREAMS COME TRUEの5つの歌詩の世界をドラマ化するスターチャンネルオリジナルドラマ「5つの歌詩(うた)」(7月7日から独占配信)の完成披露上映会が19日、都内で行われ、ドリカムの中村正人(63)がゲスト登壇した。

「空を読む」「マスカラまつげ」「TRUE,BABY TRUE」「何度でも」の4曲と、この企画のために書き下ろした「新曲」の計5曲を、脚本家岡田恵和氏らが独自の解釈でオリジナル脚本にした。この日は「新曲」以外の4本のドラマに主演した貫地谷しほり(36)、高梨臨(33)、新川優愛(28)、吉沢悠(43)も集結し、中村とドリカム愛を語り合った。

中村は、ドラマ化の企画について「歌詞をそのまま再現ドラマにしたら面白くないと思っていたので、歌詞をもとに自由に発想したいというお話に画期的なチャレンジだと思った」と絶賛した。

「ドリカムを知らない方にも、吉田美和の詩に触れていただきたい」とし、作品について「まあまあ泣きますよ。2倍速で見ていただいても大丈夫。行間が読まれない時代だが、見事に行間が映像化されている。世界的なヒットになる」と太鼓判を押した。選曲についても「まんと商売っ気のない選曲。シブい選曲で感謝しております」と話した。

企画のために書き下ろした「新曲」について、「絶対ヒットしない曲を書いたので見ものです。プロデューサーとしては最悪だと思う」と笑顔で自信をみせた。高橋義人プロデューサーが「クセのある曲」と苦笑いすると「クセだらけですね」と応じた。

主演の4人は、それぞれ「好きなドリカムの曲」をテーマにトーク。貫地谷は「母がカラオケで歌っていた『週に1度の恋人』」、高梨は「中学校の食堂で毎日流れていた『LOVE LOVE LOVE』」、新川は「初めて聞いた時に大号泣した『ねぇ』」、吉沢は「コロナ禍で友人の医療従事者がこの曲に救われたと話していた『何度でも』」をそれぞれ挙げた。中村が、20代の新川に「ドリカム知ってる? YOASOBIの方がいいんじゃない?」と気遣うと、新川は「知ってますよ、もちろんです」と笑顔で話した。